雲仙への旅行二日目は雲仙地獄に来ました。小学校の修学旅行で来て以来です。硫黄の香りが立ち込め、地の底から吹き出す蒸気と熱気が辺り一面を覆い尽くす光景。大叫喚地獄やお糸地獄、清七地獄など30あまりの地獄からなり、約60分の地獄めぐりになります。
雲仙地獄はキリシタン殉教の舞台になったところでも知られています。
沈黙 (新潮文庫)
遠藤周作氏の「沈黙」を思い出します。島原の乱が鎮圧されて間もないころ、キリシタン禁制の厳しい日本に潜入したポルトガル人司祭が、日本人信徒たちに加えられる残忍な拷問と悲惨な殉教のうめき声に接して苦悩し、ついに背教の淵に立たされる小説。神の沈黙という切実な問い、映画化されて注目されました。日本人信徒たちの拷問の舞台になったのが、雲仙地獄です。
小地獄温泉館に行きました。とてもいい温泉です。