初心者におすすめのフルマラソン大会を紹介いたします。制限時間7時間以上の大会は完走率が95%以上ですので、アクシデントがない限り、誰でも完走できます。
フルマラソンをぜひ一度は完走してフィニッシャーになりませんか。人気の大会は抽選ですので、申し込んでも参加できるとは限りません。気に入った大会は全て申し込んでみて、当選したら完走を目指してトレーニングする。出走までに10km・ハーフマラソンの大会を数回入れて走れば万全です。ここでは初心者におすすめの大会などを紹介しますので、参考にしてください。
初心者におすすめのフルマラソン大会
金沢マラソン
金沢の魅力が満喫できる7つのゾーンをめぐる回遊型コース。兼六園・金沢城の石川門・東山・寺町寺院群を通る歴史的景観ゾーン、金沢駅・鼓門前・武蔵ヶ辻・片町・香林坊のオフィス街や繁華街を駆け抜ける中心市街地ゾーン、山側幹線ゾーン、学生のまち文教ゾーン、旧街道まちなみゾーン、白山連峰を望む田園ゾーン、駅西新都心ゾーンになります。石川・金沢ならではの食を楽しむことができる「食べまっしステーション（給食所）」や金沢らしいおもてなしが満載です。
開催回数：10回
開催日：2024年10月27日（日）［第4日曜日］
第1ウェーブ 8:30・第2ウェーブ 8:45スタート
開催地：金沢市
種目：フルマラソン
制限時間：フルマラソン 7時間
定員：フルマラソン 15,000人（抽選）
参加料：フルマラソン 15,000円
エントリー期間：
一般枠（2024年）5月2日（木）10:00～5月13日（月）23:59
完走率：2023年 96.3%、2022年 96.6%
抽選倍率：2024年 1.84倍、2023年 2.2倍
◾️アクセス
金沢マラソン2024のスタート地点は、金沢城跡・兼六園の近くしいのき迎賓館前になります。フィニッシュ地点は西部緑地公園陸上競技場になりますが、当日は金沢駅とスタート地点、フィニッシュ地点を結ぶ専用シャトルバスが運行されます。
◾️おすすめの宿泊
マラソン出走とあわせて金沢観光を楽しむなら「金沢白鳥路 ホテル山楽」がおすすめです。金沢城の傍にあり、兼六園にも近い、近江町市場、ひがし茶屋街にも歩いて行けます。立地のよいホテルで天然温泉に入れるのはここだけです。泉質は炭酸水素塩水で、優れた泉質から「美肌の湯」と言われています。加賀の味覚で満たされた朝食ブッフェも大好評です。
福岡マラソン
福岡の中心地・天神のど真ん中をスタートし、美しい海と山を感じながら糸島にフィニッシュ、気持ちよく走れるワンウェイコース。福岡の名物や銘菓、ランナーのために開発された特別メニュー、エイドも充実しています。
開催回数：26回
開催日：2024年11月10日（日）［第2日曜日］8:20スタート
開催地：福岡市・糸島市
種目：フルマラソン、ファンラン（5.2km）
制限時間：フルマラソン 7時間、ファンラン 65分
定員：フルマラソン 12,000人、ファンラン 2,000人（抽選）
参加料：フルマラソン 16,000円
エントリー期間：
一般枠（2024年）4月22日（月）10:00～5月22日（水）20:00
完走率：2023年 96.5%、2022年 95.8%
抽選倍率：2024年 2.1倍、2023年 2.0倍
◾️アクセス
スタート地点は福岡の中心地・天神のど真ん中になります。フィニッシュ地点が糸島（ワンウェイ）ということで、帰りは筑前前原駅まで無料シャトルバスで行って電車・地下鉄を使うか、天神・博多駅方面直行の有料シャトルバスを使います。
◾️おすすめの宿泊
福岡は食事も美味しいので、繁華街 中洲・天神周辺の宿泊がおすすめです。スタート地点にも歩いていけますし、マラソンの後も有料シャトルバスで戻ってきて楽しめます。一番のおすすめは「グランドハイアット福岡」です。福岡博多のランドマークである複合施設「キャナルシティ」に併設し、中洲・天神にも歩いていけるロケーションのラグジュアリーホテルです。
神戸マラソン
『感謝と友情』をテーマに、震災復興への感謝を国内外に発信する大会。神戸市役所前をスタートし、南京町（中華街）、湊川神社、鉄人28号モニュメントなど街中の見どころを経て美しいシーサイドコースへ。須磨の海岸線、そして明石海峡大橋などの眺めを楽しみながら、折り返してポートランドにフィニッシュする、ほぼフラットで走りやすいコースです。
開催回数：12回
開催日：2024年11月17日（日）［第3日曜日］
第1ウェーブ 9:00・第2ウェーブ 9:15スタート
開催地：神戸市
種目：フルマラソン、リレーラン
制限時間：フルマラソン 7時間
定員：フルマラソン：20,000人、リレーラン：150組・300人（抽選）
参加料：フルマラソン 16,200円
エントリー期間：
一般ランナー（2024年）4月12日（金）12:00～5月27日（月）17:00
完走率：2023年 96.1%、2022年 96.0％
抽選倍率：2024年 2.0倍、2023年 1.8倍
◾️アクセス
スタート地点は三ノ宮の神戸市役所前、フィニッシュが神戸ポートアイランドの市民広場前になります。
◾️おすすめの宿泊
三ノ宮周辺のホテルがおすすめですが、格安ビジネスホテル予約合戦は凄まじいです。三ノ宮・南京町での打ち上げ、スタート地点へ歩いていけるところで、一番のおすすめは「ANAクラウンプラザホテル神戸」です。部屋から神戸の夜景が最高で、朝食ブッフェもとても美味しいと好評です。
いぶすき菜の花マラソン
1年で最も早く開催されるフルマラソン公認コースを使用した市民マラソン大会。池田湖や日本百名山の開聞岳を眺めながら、黄色い菜の花が満開に咲き誇るコースを走ります。高低差のあるコースですが、制限時間が8時間なので、初心者でも参加しやすい大会です。走った後は名物「砂むし温泉」などで疲れを癒すことができます。
開催回数：42回
開催日：2025年1月12日（日）［第2日曜日］9:00スタート
開催地：鹿児島県
種目：フルマラソン、ファンランニング（12.5km+1.5kmウォーク）
制限時間：8時間
定員：フルマラソン 10,000名、ファンランニング 1,000名（先着）
参加料：フルマラソン 10,000円
エントリー期間：（2024年）4月3日（木）0:00～9月30日（月）23:59
完走率：95%超
◾️アクセス
会場は、指宿市陸上競技場、鹿児島市から約45km、車を使うのがいいと思います。当日のみ、鹿児島中央駅から大会専用直行バス、指宿駅から臨時バス（有料）が出ますが、レース前後の観光を考えれば車（レンタカー）がベターです。
◾️おすすめの宿泊
指宿で一番のおすすめは「指宿白水館」です。砂むし温泉や元禄風呂などがあって「美肌の湯」が楽しめます。スタート会場まで歩いていけますので便利です。あと「旅館百選」料理部門で約四半世紀に渡り一位の座を守り続けています「いぶすき秀水園」もおすすめです。
熊本城マラソン
イチゴやトマトなどの名産品も味わえるエイドステーションが充実しています。市街地を走るコースは沿道との距離も近く、地域挙げての運営が参加者に伝わってくる。制限時間7時間なので、初心者も気楽に参加できます。
開催回数：12回
開催日：2025年2月16日（日）［第3日曜日］9:00スタート
開催地：熊本市
種目：歴史めぐりフルマラソン、城下町ファンラン、金栗記念熊日30キロロードレース
制限時間：7時間
定員：フルマラソン：13,000人、城下町ファンラン：1,500人（抽選）
参加料：13,750円
エントリー期間：
一般エントリー（2024年）7月29日（月）10:00～9月24日（火）17:00
完走率：2024年 90.1%、2023年 94.6％、2020年 85.2％
抽選倍率：2024年 1.38倍
◾️アクセス
スタート地点は熊本市中心市街地、フィニッシュは熊本城になります。阿蘇くまもと空港からは空港リムジンバスで約1時間、熊本駅からは熊本城周遊バスしろめぐり（約10分）、または路面電車でアクセスします。大会当日は混雑が予想されるので、車（レンタカー）、後泊がベターです。
◾️おすすめの宿泊
おすすめは、熊本市中心市街地、熊本城が望める「熊本ホテルキャッスル」です。老舗ホテルで、観光に便利なロケーション、美味しい食事、創業から朝食は定食スタイルにこだわっていて大変好評です。繁華街にも近く、レース前後楽しめます。
大阪マラソン
東京マラソンと並んで、西日本を代表する大会のひとつ。御堂筋や道頓堀など大都市の中心部を走り、沿道の応援がフレンドリーで声援が面白く、お祭り感が強い。「食い倒れ」の街らしく、途中でたこ焼きやいなりずしなどを提供する「まいどエイド」も楽しい。
開催回数：13回
開催日：2025年2月24日（月）9:15 第1・第2・第3ウェーブを順次スタート
開催地：大阪市
種目：フルマラソン、なにわマラソン（ランの部 7.2km）
制限時間：フルマラソン 7時間、なにわマラソン 1時間20分
定員：34,000名（フルマラソン：31,970名、なにわマラソン：2,030名）（抽選）
参加料：フルマラソン 国内16,000円・海外18,000円
エントリー期間：
一般ランナー（2024年）7月23日（火）10:00～8月28日（水）17:00
完走率：2024年 95.4%、2023年 95.3％
抽選倍率：
◾️アクセス
スタート地点は大阪府庁前、フィニッシュ地点は大阪城公園。最寄駅はJR大阪城公園駅、京橋駅、地下鉄森ノ宮駅になり、公共交通機関でアクセスできます。
◾️おすすめの宿泊
参加人数が多いので、格安ビジネスホテル予約合戦は凄まじいですが、なるべく早めに動き、アクセスが便利なホテルを選ぶとよいと思います。スタート・フィニッシュ地点に近い「ホテルニューオータニ大阪」がおすすめです。大阪城ビューの眺望が素晴らしく、料理・サービスも超一流のホテルです。
東京マラソン
世界最高峰6マラソンのひとつで、ロンドン・ボストン・ベルリン・シカゴ・ニューヨークシティと並ぶ超メジャーな大会。6マラソンを走破するとシックス・スター・フィニッシャー（SSF）の称号がもらえることもあり、海外からの参加者も多い。起伏が少ないコース設定で、新宿をスタートして銀座・浅草・東京タワーなど大都会を走り抜ける爽快感、制限時間も7時間なので、初心者でも完走できる。
ただひとつ、抽選倍率は10倍を超え、当選することがまず第一の関門。当選したら絶対に出たい。
開催回数：18回
開催日：2025年3月2日（日）［第1日曜日］9:10スタート
開催地：東京都
種目：フルマラソン、10.7km
制限時間：7時間
定員：38,000名（フルマラソン：37,500名、10.7km：500名）（抽選）
参加料：国内16,500円・海外160ドル
エントリー期間：
一般エントリー（2024年）8月16日（金）11:00～8月30日（金）17:00
完走率：2024年 96.6%、2023年 95.6％、2019年 94.3％
抽選倍率：2021年以降 未公表（推定 10〜11倍）、2019年 12.1倍
◾️アクセス
スタート地点は新宿・東京都庁、フィニッシュ地点は東京駅前・行幸通りになります。最寄り駅は新宿駅と東京駅になりますので、公共交通機関でアクセスはとても便利です。
◾️おすすめの宿泊
参加人数が多いので、格安ビジネスホテル予約合戦は凄まじいですが、なるべく早めに動き、新宿へのアクセスが便利なホテルを選ぶとよいと思います。海外からの参加者も多いので、ラグジュアリー系ホテルも一杯になります。
おすすめは新宿中央公園近くにある「パークハイアット東京」です。都心の夜景が素晴らしく、映画の舞台にもなった東京を代表するホテルです。
板橋Cityマラソン
荒川河川敷を走る高低差が少なく、初心者に優しいコースです。給水・給食サービスが1.5km〜3.5kmごとに15カ所と充実しているのもポイントです。交通のアクセスも抜群、制限時間も7時間、先着順ですので、初心者におすすめです。
開催回数：26回
開催日：2025年3月16日（日）［第3日曜日］
開催地：東京都
種目：フルマラソン、5kmマラソン
制限時間：フルマラソン 7時間、5kmマラソン 1時間
定員：フルマラソン 10,000人、5kmマラソン 1,000人（先着）
参加料：フルマラソン 11,500円
エントリー期間：
一般枠（2024年）8月2日（金）10:00～12月6日（金）23:59
完走率：95%超
◾️アクセス
スタート・フィニッシュ地点は板橋区荒川河川敷内特設会場になります。最寄駅 JR埼京線・浮間舟渡駅から徒歩15分、都営地下鉄三田線・蓮根駅から徒歩15分になります。
◾️おすすめの宿泊
赤羽での宿泊がおすすめです。赤羽はせんべろの聖地・呑ん兵衛の街で有名で、赤羽一番街商店街・OK横丁は路地に所狭しと居酒屋が並んでいます。マラソン会場からも近いので、レース前後赤羽での飲み歩きが楽しめます。おすすめの宿泊先は「スーバーホテル東京・赤羽駅南口」です。夕方から21時頃まで解放されるウェルカムバー（アルコールも無料・飲み放題）、高濃度人工炭酸泉の大浴場、焼きたてパン健康朝食のクオリティ。宿泊者がコンビニでつまみを買って持ち込み、セルフで酒を楽しんでいるのは衝撃的です。さすが呑ん兵衛の街！
おすすめのランニングKiindle書籍3選
ランニングする前に読む本 最短で結果を出す科学的トレーニング 田中 宏暁
【書籍の紹介】
本来、走ることは決して苦しい運動ではない。誰でも持っている「走る才能」を100％発揮するには、フォアフット着地で、ラクなペースで走ること。「スロージョギング」から始めれば、一流選手のスキルが簡単に習得できる。準備運動も筋トレもいらない、膝や心臓への負担もない。それでいて、消費カロリーはウォーキングの２倍！弱点を克服し、確実に結果を出す方法を徹底解説。初心者からサブスリーを狙う上級者まで。
３０キロ過ぎで一番速く走るマラソン サブ４・サブ３を達成する練習法 小出 義雄
【書籍の紹介】
市民ランナーも中級から上級者になると、レースでは自己ベストの更新が目標になる。しかし、どこかで必ず伸び悩みが起きる。毎日練習してもなかなかタイムが縮まらない。一体どうすればいいのか？ 著者は言う。「マラソンにはコツがあって、だいたい35キロ地点を一番速く走ると記録が出るんです」と。本書は、この「マラソンのコツ」を解説し、練習法を記していく。一番苦しい30キロ過ぎを、どうやって一番速く走るのか？ サブ４、サブ３・５、そして夢のサブ３までを見据えて、具体的な練習メニューを公開しながら、ランナーを目標達成に導く。
マラソンは毎日走っても完走できない 小出 義雄
【書籍の紹介】
市民マラソン大会に出ると、30km過ぎから歩いてしまったり、あるいはスピードがガクンと落ちてしまう人がとても多い。みなさん、「毎日５km走っていた」など練習熱心な人が少なくないのだが、ではなぜ走れなくなってしまうのか？ その理由は、毎日走っているだけではマラソンの練習になっていないから――。本書では、このマラソン用の練習を説いていく。初めて走ろうと考えている人から、将来フルマラソンを走ってみたいと思っているジョガー、そして３時間台での完走を目標にしているランナーまで、段階的に伝授。金メダリストたちの練習法も初公開する。
