日々のランニングの時間は、積み上げると膨大な時間になります。WEB動画・音声コンテンツが充実してきた現在、この時間を自己啓発に充てることができます。
ランニングで脳が活性化している中で、音声による講義を聴くとインプットが効率的に行われます。音声のみで講義内容を全て理解することは無理ですが、先に音声コンテンツを聴いて、次にWEB講習動画を見ると理解も記憶も格段に上がります。
月100kmのランニングを行おうと思えば、
6分/km で走ると、10時間、3カ月で30時間
月200kmのランニングであれば、
6分/km で走ると、20時間、3カ月で60時間
これに通勤の時間を足すと、かなりのボリュームの自己啓発、資格習得のための勉強が出来ることになります。
今回は私が受講・資格取得しました「経営承継アドバイザー」について説明いたします。
経営承継アドバイザーとは
経営承継アドバイザーは、事業承継支援人材を認定する資格として、一般社団法人 日本金融人材育成協会によって新しく創設されました。「一般社団法人 日本金融人材育成協会」は資格取得で知名度の高いTAC株式会社の全額拠出により設立された団体で、地域経済の活性化や地域企業の持続的成長促進といった社会的課題の解決できる人材の育成を目的としています。
税務・法務を中心とした従来型の事業承継支援だけでなく、「事業そのもの」の承継に目を向けて、企業の持続的な成長を支援していく役割と機能を果たすのが、経営承継アドバイザーです。
多くの中小企業で経営者の高齢化が進み、社会情勢の変化で後継者問題も深刻になってきています。今までのような親族内承継は減っていくでしょうし、企業内承継(役員・従業員)、第三者承継(M&A)の選択肢は増えていくものと思われます。この社会的課題を各地域で解決していかなければならず、「経営承継アドバイザー」はこれからの資格になります。
経営承継アドバイザー資格取得の流れ
経営承継アドバイザー資格認定講座を受講・修了することで、経営承継アドバイザーとなるための資格認定要件を満たすことができます。TACは、一般社団法人 日本金融人材育成協会より資格認定講座の運営を受託・運営する認定教育機関です。
経営承継アドバイザー資格認定講座は、「経営承継編」と「制度理解編」の2つのパートに分かれていて、それぞれWeb講義とWeb修了試験で構成されています。
「経営承継編」「制度理解編」それぞれWeb講義をすべて視聴し、両方のWeb修了試験で各8割以上正解すると修了となります。Web修了試験は自宅等のパソコンまたはタブレット・スマートフォンで受験でき、合格するまで受講期間内なら何度でもチャレンジできます。
経営承継アドバイザーWEB講義
WEB講義のメリットは、ランニング・通勤の時間帯を活用し聞き流しが出来る、実際にWEB講義を視聴するときは、再生速度を1.2倍、1.4倍にして、時間を短縮することが出来る、講義途中で自由に停止したりして、融通の利く講義を受けることができます。スクール形式の講習より断然便利だと思います。
経営承継編講義 全6回 11時間
第1回 | 1.事業承継概論-事業承継の現状と課題 | 1時間45分 |
第2回 | 2.事業承継の5つのステップ-プレ継承期における支援・前半 | 1時間54分 |
第3回 | 2.事業承継の5つのステップ-プレ継承期における支援・後半 | 2時間12分 |
第4回 | 2.事業承継の5つのステップ-継承期における支援 | 2時間33分 |
第5回 | 2.事業承継の5つのステップ-ポスト継承期における支援 | 1時間7分 |
第6回 | 3.承継各論と関連知識 | 1時間15分 |
制度理解編講義 全5回 10時間
第1回 | 事業承継総論 | 2時間5分 |
第2回 | 親族内承継と関連法規 | 1時間54分 |
第3回 | 親族内承継と税務、贈与税・相続税対策、自社株式の評価と対策 | 1時間57分 |
第4回 | 企業内承継と第三者承継、M&Aの手法と特徴 | 1時間51分 |
第5回 | 第三者承継、企業価値評価、デューデリジェンス | 1時間53分 |
認定講座の修了要件、資格認定までの流れ
「経営承継編」「制度理解編」それぞれWeb講義をすべて視聴し、TAC Biz Schoolにて、両方のWeb修了試験で各8割以上正解すると修了となります。
・経営承継編 Web修了試験 15問/45分
・制度理解編 Web修了試験 15問/45分
Web修了試験は自宅等のパソコンまたはタブレット・スマートフォンで受験でき、合格するまで受講期間内なら何度でもチャレンジできます。合格すると認定申請書をダウンロードできるようになります。
ダウンロードした認定申請書を印刷、必要事項を明記し、TACに送付。TACから日本金融人材育成協会へ認定申請書を回送、協会から合格者へ認定証が送付されます。
協会より経営承継アドバイザー資格認定されます。こちらが、認定書になります。