おすすめ観光列車の旅 ~黒部峡谷トロッコ電車・花嫁のれん・のと里山里海号~

今回は北陸の観光列車、黒部峡谷トロッコ電車・花嫁のれん・のと里山里海号に乗り、金沢を観光する旅を紹介いたします。
黒部峡谷トロッコ列車は、絶景で知られる、日本一深いV字峡谷を駆け抜ける小さなトロッコ列車です。花嫁のれんは七尾線を走る観光列車で、和と美のおもてなしがデザインコンセプト、加賀友禅や輪島塗など加賀の工芸品を散りばめて豪華絢爛な空間になっています。のと里山里海号は、ぬくもりと懐かしさを感じる観光列車で、穏やかで美しい七尾湾を向くようにシートが設置されています。

目次

モデルコース

今回の旅は、JR東日本「大人の休日倶楽部」北陸フリーきっぷ(22,000円)を使って、北陸の観光列車 黒部峡谷トロッコ電車・花嫁のれん・のと里山里海号に乗り、金沢観光を楽しむ一泊二日の旅です。

※北陸フリーきっぷは首都圏からの北陸新幹線往復と北陸フリーエリアの乗り放題がセットになった、おトクなきっぷです。
首都圏の出発駅から北陸フリーエリアまでの往復には、北陸新幹線の普通車指定席をご利用いただけます。北陸フリーエリア内では特急(新幹線を含む)および普通列車(快速を含む)の普通車自由席が、4日間乗り降り自由です。

1日目6:28 東京(はくたか551号)-8:58 黒部宇奈月温泉-9:11 新黒部(富山地鉄)-9:39 宇奈月温泉
-宇奈月温泉街散策-11:06 宇奈月(黒部峡谷トロッコ電車)-12:24 欅平-欅平散策
-13:10 欅平(黒部峡谷トロッコ電車)-14:28 宇奈月-14:45 湯めどころ宇奈月
-15:39 宇奈月温泉(富山地鉄)-16:03 新黒部-16:44 黒部宇奈月温泉(はくたか567号)
-17:19 金沢-雨庵 金沢
2日目7:30 金沢観光(金沢城公園、兼六園、石浦神社、金澤神社、久保市乙剣宮)
-10:15 金沢(花嫁のれん1号)-11:34 七尾-12:36 七尾(のと里山里海3号)-13:31 穴水
-14:43 穴水(のと里山里海4号)-15:19 七尾-16:36 七尾(花嫁のれん4号)
-17:54 金沢-18:51 金沢(かがやき514号)-21:19 東京

観光列車 黒部峡谷トロッコ電車・花嫁のれん・のと里山里海号

黒部峡谷トロッコ列車

11:26 宇奈月→12:24 欅平(けやきだいら)の黒部峡谷鉄道トロッコ電車に乗車。往復3800円のリラックス客車にしました。白えび天むすとシチリアレモンを買います。黒部峡谷鉄道トロッコ電車は、水力発電所の工事用軌道を基にした観光列車。全長20km、橋21ケ所、トンネル42本を通過し、起伏に富んだ山岳風景が楽しめます。冬季は休業で今シーズンラストの乗車になります。

欅平ではシーズン最後でもあり、期待していた温泉がもうすでに休業中。残念でしたが、観光名所の人喰岩を見て、13:10 欅平→14:28 宇奈月のトロッコ電車に乗って戻りました。

花嫁のれん

10:15 金沢→11:34 七尾行の「花嫁のれん1号」に乗車しました。2015年10月デビュー、加賀友禅や輪島塗など加賀の工芸品を散りばめた豪華絢爛な空間です。テーマは「和と美の再発見」、花嫁のれんというのは北陸地方で婚礼に用いられるそうです。

花嫁のれんから、七尾で観光列車・のと里山里海号に乗り継いで、帰りは、16:36 七尾→17:54 金沢の「花嫁のれん4号」。行きは、スイーツ2000円、帰りはほろよいセット2000円。どちらも大満足の内容でした。

のと里山里海号

花嫁のれんを七尾で降り、12:36 七尾→13:31 穴水行の「のと里山里海号3号」に乗りました。寿司御膳プラン4000円の「ゆったりコース」です。穏やかな七尾湾をモチーフとした青色の布地のシートです。客室には輪島塗、沿線の田鶴浜建具の組子として構成された仕切が置かれています。列車ではアテンダンドが乗りガイドや食べ物のサービスをしてくれます。綺麗なアテンダンドでとても親切でした。

寿司御膳も美味しかったです。和倉温泉の寿司の名店「能登すしの庄 信寿し」が手掛けるのと里山里海号限定の寿司弁当です。

全国でも珍しい鉄道郵便車を途中の能登中島駅構内で観ることができます。

沿線でのビュースポットではスピードを落としてくれます。深浦漁港、ツインブリッジ、ボラ待ちやぐらを観ることができます。客室内の装飾、食事、そして専任アテンダントによる親切なおもてなし、フルコースの観光列車でした。

金沢観光・神社巡り

金澤神社(石川県金沢市)

金澤神社は学問の神様、菅原道真を祀り、合格祈願の社として地元の信仰が厚いです。相殿に金運・災難除けの白蛇龍神も祀ります。境内には金沢のパワースポットとして名高い、芋掘り藤五郎が芋を洗って砂金が出た「金城霊沢(きんじょうれいたく)」があります。

【所在地】石川県金沢市兼六町1-3
【アクセス】JR金沢駅からバス12分、出羽町下車 徒歩3分
【主祭神】菅原道真、白蛇竜神、琴平大神、白阿紫稲荷大名神、前田斉広公、前田斉泰公

石浦神社 ~縁結び・恋愛成就のパワースポット~

金沢城公園・兼六園の近くに建っている石浦神社(いしうらじんじゃ)は西暦547年の古墳時代に草創された金沢最古の神社とされています。縁結び・恋愛成就を願って訪れる人が大半とのこと。神社から各名所までの花嫁道中ができる神前式も人気で、3月・5月・10月は周辺を歩く花嫁の姿を見かけることができるそうです。

【所在地】石川県金沢市本多町3-1-30
【アクセス】金沢駅からバスで15分
【主祭神】大物主大神(おおものぬしおおかみ)

久保市乙剣宮

久保市乙剣宮(くぼいちおとつるぎぐう)は、金沢三茶屋街のひとつ、主計町茶屋街のすぐ裏手にあります。地元の人から「久保市さん」の愛称で親しまれている神社で、商売繁盛、家内安全・交通安全にご利益があるとのこと。神社の向かいには明治の文豪・泉鏡花の生家があり、鏡花も子供の頃はよく境内で遊んでいたことから句碑が建立されています。

【所在地】石川県金沢市尾張町2-16-72
【アクセス】JR北陸本線金沢駅より森本方面行バス10分、尾張町より徒歩5分
【主祭神】素盞鳴命(すさのおのみこと)もしくは乙剣明神(文献によって違うのではっきりしていません)

兼六園 日本三名園

金沢城公園の隣にある観光名所・兼六園は、後楽園(岡山市)と偕楽園(水戸市)と並んで日本三名園の一つです。広さは約11.7ヘクタール、17世紀中期、加賀藩により金沢城の外郭に造営された藩庭を起源とする江戸時代を代表する池泉回遊式庭園であり、国の特別名勝に指定されています。

金沢城公園

兼六園の隣に金沢城はあります。加賀百万石のシンボルである金沢城と紅葉のコントラストに城下町の情緒を感じます。

宿泊は雨庵 金沢

宿泊は、雨庵 金沢をおすすめいたします。雨の日の風情も味わい尽くしてもらいたい、雨の日を楽しんでいただくためのアイデアで「雨庵」と名付けられたホテルです。洗練されかつ落ち着けるデザイン、和風でありながらもお洒落、観光の立地もよく、食事も大変美味しいとの評判です。

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