おすすめのウルトラマラソン大会6選

国内で開催されているウルトラマラソンの大会を紹介いたします。フルマラソンを超える達成感を求めてウルトラマラソンに挑戦する方が年々増えてきました。フルマラソンを超える距離を走るマラソンを総じて「ウルトラマラソン」といいます。ここでは初心者~上級者におすすめの大会などを紹介しますので、参考にしてください。

目次

日本国内でおすすめのウルトラマラソン大会

サロマ湖100kmウルトラマラソン

ウルトラマエストロ対象の4大会のひとつ「サロマ湖100キロウルトラマラソン」。日本におけるウルトラマラソンの先駆けとなった大会で、ウルトラでは初の日本陸連公認コースとなり、100kmマラソンの男女世界最高記録もこの大会で誕生しています。サロマ湖沿岸を中心に、オホーツク海や、北海道遺産に選定された「ワッカ原生花園」を眺めながら走ります。
エントリーは先着順ですが、受付を開始してすぐに定員に達してしまうほどの人気です。
この大会はフラットで走りやすいコースですが、制限時間が13時間と短いこと、この時期天候によっては寒さ対策も必要です。
100kmの部を10回完走すると「サロマンブルー」、20回以上の完走者に「グランドブルー」という称号が与えられます。

開催回数:38回(1986年~)
開催日:6月最終日曜日  ※2020年・2021年・2022年大会はコロナ禍のため中止
開催地:北海道北見市・佐呂間町・湧別町
種目:100km・50km ※累積標高:100km→195m
制限時間:13時間・8時間
定員:3,550名・550名(先着順)
参加料:19,000円・11,000名
エントリー期間:(2023年)2月27日(月)20:00~3月3日(金)23:59
完走率
・100km:2023年 65.6%、2019年 73.3%、2018年 72.6%、2017年 71.4%
・50km:2019年 86.5%、2018年 82.9%、2017年 84.4%

■アクセス
女満別空港かオホーツク紋別空港にアクセス。観光セットで考えると女満別空港に到着しレンタカーを借りて、前日受付の湧別へアクセスがベターだと思います。受付後、宿泊する網走か北見に向かいます。レース当日は、レンタカーで2:30までに常呂町のFINISH会場に到着し、大会専用バスでSTART会場に向かいます。周囲91kmあるサロマ湖を囲む湧別町・佐呂間町・北見市(常呂町)を結ぶ公共交通機関はありません。START地点(100km:湧別町/50km:佐呂間町)とFINISH地点(常呂町)間の移動は、大会専用バス(有料)のみとなります。現地までの交通手段と宿泊の手配に加えて、到着後にホテルと大会会場間を移動する手段(レンタカー)の確保が必要です。

■おすすめの宿泊
レース前後の観光を考えると、網走での宿泊がおすすめです。「天然温泉 天都の湯 ドーミーイン網走」は最上階に露天風呂があり、朝食バイキングは「いくらの醤油漬け」が食べ放題など内容がとても充実していると好評です。 

柴又100K

ウルトラマエストロ対象の4大会のひとつ「柴又100K」。発着点となる柴又運動公園から、江戸川河川敷を茨木県五霞町まで北上して折り返すフラットなコースで走りやすいのが特徴です。6時30分スタートなので、東京駅・新宿駅・上野駅から当日電車に乗って参加が可能です。会場は柴又駅から徒歩約8分。参加者全員の100km完走を目的とした練習会・座学も実施されます。大会エントリー者は、無料(非エントリー者は、有料3,000円)で参加できます。日本陸連公認の100Kのウルトラマラソン大会になります。

開催回数:11回(2013年~)
開催日:5月第3日曜日 ※2020年・2021年大会はコロナ禍のため中止
開催地:東京・埼玉・茨城
種目:100km・60km ※累積標高:100km→20m
制限時間:14時間・9時間
定員:2,000名・1,000名(先着順)
参加料:27,000円・20,000名
エントリー期間:(2023年)1月20日(金)~3月19日(日)
完走率
・100km:2023年 68.3%、2022年 75.7%、2019年 69.2%、2018年 53.4%
・60km:2023年 83.4%、2022年 91.0%、2019年 87.8%、2018年 74.1%

■アクセス
上野駅・東京駅・新宿駅などから始発電車に乗り、柴又駅で降ります。会場は柴又駅から徒歩約8分のところになります。ナンバーカード、参加賞はRUNNETにご登録いただいている住所へ大会前に発送するため、当日は受付渋滞のストレスもなくスムースにスタートが可能です。

■おすすめの宿泊
宿泊は、上野駅・東京駅・新宿駅の近くがおすすめです。

四万十川ウルトラマラソン

ウルトラマエストロ対象の4大会のひとつ「四万十川ウルトラマラソン」。四万十川ウルトラマラソンの最大の魅力は、最後の清流「四万十川」と雄大な山並みを巡る大自然の中のラン。レース期間中、街は歓迎ムード一色になります。100km・60kmいずれの会場でも心のこもった前夜祭でおもてなしが企画されます。12時間、13時間、14時間の「フィニッシュサポーター」が出走し、制限時間内完走のためにペース配分が出来ますので、あなたを完走へ導きます。

日本の数あるウルトラマラソンの中でも定員の2倍を超える申し込みがあり、自然豊かなコースと地元ボランティアとの交流などから人気の大会となっており、ランナーからは、「東のサロマ・西の四万十」と評されています。

開催回数:29回
開催日:10月第3日曜日 ※2020年・2021年・2022年大会はコロナ禍のため中止
開催地:高知県四万十市、四万十町
種目:100km・60km ※累積標高:100km→850m
制限時間:14時間・10時間
定員:1,600名・500名(先着)
参加料:20,000円・15,000円
エントリー期間:(2023年)6月1日(木)20:00~7月31日(月)
完走率
・100km:2019年 70.8%
・60km:2019年 85.2%

■アクセス
高知空港から四万十市内(60km参加者は四万十町)までレンタカーを使うか、JTB・東武トップツアーズのパックツアーを利用します。前日・当日は四万十市内循がバスが停留所を回り、当日朝は停留所から100kmスタート会場行きシャトルバスが出ます。

■おすすめの宿泊
100km参加者は四万十市内に宿泊、60km参加者は四万十町内(60kmスタート)での宿泊になります。JTB・東武トップツアーズのパックツアーを利用するかインターネットで早期の予約が必要です。四万十市内は旅行代理店にすべて押さえられていますので、ホテルアバン宿毛がおすすめです。

沖縄100Kウルトラマラソン

ウルトラマエストロ対象の4大会のひとつ「沖縄100Kウルトラマラソン」。沖縄本島南部エリアの与那原町をスタートし、折返点の糸満市役所まで、太平洋と東シナ海の両海岸線を走り、百名ビーチや奥武島の眺めを埠能します。後半、70kmから80kmは上りがきつくなりますが、ニライ橋カナイ橋の下りの眺望は最高です。

開催回数:6回
開催日:12月第3日曜日 ※2020年・2021年大会はコロナ禍のため中止
開催地:沖縄県与那原町、南城市、八重瀬町、糸満市
種目:100km・50km・ニライカナイラン&ウォーク(22.5km)
 ※累積標高:100km→2,005m
制限時間:14時間・8時間・7時間
定員:1,500名・500名・200名(先着)
参加料:22,000円・12,000円・5,000円
エントリー期間:(2023年)7月10日(月)~10月31日(火)
完走率
・100km:2022年 82.1%、2019年 69.2%、2018年 65.7%、2017年 76.2%
・50km:2022年 85.8%、2019年 85.4%
・ニライカナイラン&ウォーク:2022年 82.5%、2019年 92.2%

■アクセス
100kmの部のスタート会場は、与那古浜公園で那覇市内から車で30分のところにあります。レンタカーを使うか、当日、沖縄都心モノレールの3つの駅(おもろまち駅、県庁前駅、旭橋駅)から出ているシャトルバスを利用します。

■おすすめの宿泊
宿泊は那覇市内がおすすめです。

隠岐の島ウルトラマラソン

日本国内のウルトラマラソンの中でも評価が高い大会で、エントリー開始1日で〆切になります。100㎞コースは、西郷港をスタートし、隠岐の島を一周し、隠岐の島町総合体育館~レインボーアリーナをゴールとする大会です。アクセスも大変、高低差100m前後のアップダウンが続くタフなコースですが、人気が高いのは隠岐ならではの地元民の暖かい「おもてなし」があるからです。私設エイドでは、焼肉にビールを振る舞ったり、多彩な食材、民謡を歌って踊って出迎えたり、太鼓をたたいたりと充実ぶりがすごいです。参加者名簿を見て、ランナー皆さんの名前を呼んで応援してくれます。
前夜祭も、ウルトラ旨い「とって隠岐」の特産品でおもてなしがあり、素晴らしいイベントです。

開催回数:16回
開催日:6月第3日曜日 ※2020年・2021年大会はコロナ禍のため中止
開催地:島根県隠岐の島町
種目:100km・50km
 ※累積標高:100km→1,685m
制限時間:14時間30分・8時間
定員:100km・50km合計 1,200名
参加料:18,000円・14,000円
エントリー期間:(2023年)2月1日(水)~3月20日(月)
完走率
・100km:2023年 61.5%、2022年 60.3%、2019年 86.8%
・50km:2023年 73.2%、2022年 78.1%

■アクセス
大会に参加するには、JTB主催の隠岐の島ウルトラマラソンツアーを利用します。航空機・バス・JR・高速船・フェリーの組合せでA~Iコースがあり、宿泊ランクは5段階、オプショナルツアー(翌日)から選ぶことができます。船は揺れることもあるので、高速船の利用がおすすめです(先着順)。大会当日は、循環バス・シャトルバス(無料)を使用してアクセスします。

■おすすめの宿泊
JTB主催の隠岐の島ウルトラマラソンツアーの利用になります。宿泊ランクがランク1~5まであり、隠岐プラザホテルがランク1のホテルになります。

えびす・だいこく 100kmマラソン

島根半島の東端にあるえびすさま(美保神社)から西のだいこくさま(出雲大社)の100kmを駆け抜ける景観と起伏に富んだウルトラマラソンです。島根半島ならではの「おもてなし」が魅力で、この「おもてなし」を楽しみにしているリピーターがたくさんです。エイドでの方言まじりの会話、地区毎の地元料理をお楽しめます。

開催回数:29回(1994年~)
開催日:5月第4日曜日 ※2020年・2021年大会はコロナ禍のため中止
開催地:島根県松江市、出雲市
種目:100km
 ※累積標高:100km→1,350m
制限時間:14時間
定員:個人600名・チーム200組(850名)(抽選)
 ※抽選結果は、4月上旬にメールにて通知
参加料:個人 11,000円、チームの部 6,000円×参加人数
エントリー期間:(2023年)1月29日(日)~2月13日(月)
完走率
・100km:2023年 62.1%、2022年 49.8%、2019年 68.8%、2018年 58.7%、2017年 67.6%

■アクセス
当日は、選手送迎バスを利用します。3:50 松山市役所前・JR松山駅南口→4:40 美保神社前になります。前日受付は美保関文化交流館で行われますので、松山市役所前から出ている選手送迎バスを利用します(1日6本)。

■おすすめの宿泊
宿泊は松山市内がおすすめです。ドーミインExpress松江は、松江駅に近く、周辺に食事や飲みに行くところも多くおすすめです。ドーミイン名物の夜鳴きそば、朝食バイキングは出雲そば、しじみのみそ汁、しじみ飯など地元の食材が楽しめて公表です。

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